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続・モデルマスターアクリル塗料を薄めてみる

今週末は,模型製作にかける時間が取れない予定でしたが,状況が少し変わったので,ひたすら塗装していました.という訳で,今週末は,タッコング系のお話はありません.その代り,久しぶりにこの”色いろいろ”のトピックで記事を書いてみたいと思います.

まだ,のれん分けする前に書いたこの記事は,本ブログでもアクセスランクNo.1で,いまだにアクセスがあります.ということは,やはり多くの方がアクリル系塗料をエアブラシ用に希釈するのに,困っているということだろうと思います.

一般にアクリル系と呼ばれる塗料は,いわゆるラッカー系とは異なり,匂いがないかあっても苦情がこない程度で,一般の住宅事情を考えると,この点で他の塗料から秀でています.もっとも入手しやすいのが,タミヤさんのアクリル塗料ですが,被膜が弱く,可動部があるキャラクター系のキットには,向いているとは言えません.Vallejoも同様です.

一方で,日本でもたまに目にすることがあるモデルマスターのアクリル塗料は,塗装後の被膜がラッカー系並に強固で,他のアクリル系塗料と比べると,ほぼ無臭であることから,値が張るという致命的な(笑)問題は置いておくと,週末モデラー最強の塗料と言っても過言ではありません.唯一の欠点は(価格以外に),エアブラシ用の希釈が非常に難しいことだと思います.

私は,日本で生活をしていないので,選択肢はタミヤのアクリル塗料を除くと,コレしかチョイスがないのです.

MMA2-1.jpg

モデルマスターアクリルには,専用の薄め液も販売されていますが,中身はほぼアイソプロパノール(イソプロパルアルコール)で,同社のウェブサイトによれば,30%程度の希釈を推奨するとあります.これで,吹けるようにはなるんですが,モデルマスターアクリル塗料の長所である,ラッカー張りに早く乾燥するという利点が災いし,エアブラシがすぐに詰まってしまいます.必然的に細吹きが困難になるばかりか,ノズルを頻繁にクリーニングしないと,ノズルに付着した塗料のだまが,塗装面に吹き出し,この世の地獄を見ること請け合いです.

そう,利点が,エアブラシを使用する際には,致命的な欠点になってしまうのです.確かめたことはありませんが,最近販売されているエマルジョンという水性塗料も,おそらくは同じような感じなのではないでしょうか.

最近の塗装では,こちらでも入手できるラッカー系のアルクラッドIIという塗料を使ってみました.感想は,こんなにエアブラシが簡単だとは思わなかったと感じるほど,モデルマスターアクリル塗料の吹きつけは,難しいのです.

問題点の一つは,エアブラシ用の希釈が非常にシビアであることです.ちょうどよく吹ける薄め液の量は,確かにあります.が,それよりも少し少ないと,吹付時にだまになりやすく,少しでも多いと水っぽく,ベチャっと吹き出してしまいます.一言でいうと,希釈のスイートスポットが小さいのです.塗料が常に同じ状態であれば,機械的に希釈することはできるでしょうが,購入した時期や製造時期によっても,塗料の粘性は常に変化するので,雰囲気だけでこのスイートスポットを見つけ出すのは容易ではありません.ウェブサイトでは,牛乳ぐらいに希釈しろと書かれていますが,逆に混乱しませんか(汗)?

前置きが長くなりました.前回の記事は,価格以外が以上に魅力的なこのモデルマスターアクリル塗料を何とかしてエアブラシでうまく吹けるようにいろいろな実験を試みたものでした.今回は,その続編ということで,ベストな希釈を追求した結果を書いてみたいと思います.今回の希釈方法だと,ほぼラッカー並にモデルマスターアクリル塗料を吹くことができるようになりました.詳細を知りたい方は,ここをクリックなんて書くと,怪しいネット商法のページに行きそうですね(笑).

冗談です.

モデルマスターアクリル塗料の専用薄め液は,先ほども書いたようにほぼアイソプロパノールです.精密機器の戦場にも使われるこの液体は,サラサラすぎて,粘性が全くありません.エアブラシ用の希釈には,そこが最大の問題点なのです.前回は,タミヤアクリルのリターダーを使用したり,

MMA2-2.jpg

それ以外にも,いろいろと試行錯誤を続けてきましたが,専用薄め液を使う限りにおいては,問題点は解決されませんでした.そこで,別の薄め液を試してみました.最終的に行き着いたのは,これです.

MMA2-3.jpg

これは,割と最近販売されたVallejoのエアブラシ用薄め液です.Vellejoに詳しい方は,薄め液は木工用ボンドみたいで,使い物にならないと熟知しているはずです.そのため,Vallejo塗料の希釈には,エアブラシクリーナーしかチョイスがありませんでした.しかし,専用の薄め液がついに販売されました.ボトルをよく見ると,NewFomulaという記述が見えますね.

同じアクリル系塗料の希釈用なので,モデルマスターアクリルに使ってみました.結果,モデルマスターアクリルが見違えるように吹ける塗料に変貌しました.希釈も,従来のピーキーな感じでなく,スイートスポットに幅ができた感じです.でも,やっぱりリターダーはある方がよさそうです.という訳で,以下がモデルマスターアクリルを,吹ける状態に希釈する魔法のレシピです.

モデルマスターアクリル:Vallejoエアブラシ薄め液:タミヤアクリルリターダー = 5:4:1


吹ける状態は,気温にも左右されますが,少なくとも0-10度は,問題なく吹けました(零度という環境で,外で吹付をするのは,心と指先が強くないとできませんでした).なお,リターダーは,間違っても10%以上加えてはいけません.おそらく,30%ぐらいまで加えても,塗料が乾燥しないということはないのですが,乾燥後の塗料が白っぽくなります.マックス10%ということです.

このレシピだと,塗料のつまりがほぼなくなり,だまもできません.また,この世の地獄である塗料の吹き出しもありませんでした.ノズルをギンギンに絞っても,かなり吹けます.これだとグラデーションも可能だと思います.以前では考えられないことです.

前にも書きましたが,私の場合,チョイスがありません.だから,何としても,使えるようにしたいという思いで,試行錯誤を繰り返してきました.もし,モデルマスターアクリルの吹きつけで悩んでいるのなら,一度は試してみる価値はあると思いますよ.その成果は,明日の記事をご覧ください.今までになく,大量の吹付をしましたから.

同じモデラーの一助になれば幸いです.



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