久しぶりの76系です.でも,やってることは77系と同じ頭部の製作.ここまで多くて,多岐にわたっていると,どの機体を扱っているのか,一瞬分からなくなる時があります.それを確認するためのブログでもあるんですが.
では早速,製作記に移ります.今日は,久しぶりということもあって,画像が多いんです.
こちらも,頭部バルカンのストッパーを付けておきます.

矢印で示したのが,接着したプラ板です.これがストッパーになるので,バルカンを後で付けても,中に消えていきません.ちなみに,バルカンを付けるとこんな感じになります.

トサカがあるせいで,ガンキャノンというよりはむしろジムよりですね.さて,77系同様,76系でもやります.

耳を切り飛ばしました.耳は円状なので,切り飛ばすために,エナメルの薄め液(と言っても,匂いの無いなんちゃってタイプですが)をたらしつつ,タガネで彫り込んでいき,一つづつ切り取りました77系と合わせると,かなりの量になります.切り取った耳の残骸は左にありますから,数が分かりますね.切り取った後,彫金用のバーで整形しました.

これも77系と同様です.ちなみに使用した彫金用のバーはこちらです.

直系6㎜のものが欲しかったのですが,こちらでは入手しにくいので直系6.3㎜(1/4インチ)のものです.
さて,耳を切り取ってしまったので,再生しなければいけません.前回の77系の記事でも書いたように,リューターを使用して,切り取った耳のサイズのディスクを切り出しました

この耳の再生には,プラ板を数枚重ねるのですが,その最上部のものに,プラ棒を刺し,接着剤で固定します.こちらも同様.

なお,こちらは,一部にスジを入れておきます.
次に,最下層のディスクを加工するために,こんな治具を作ります.

くぼみは,きっかり6.3㎜直系の円.そこに,切り出したディスクがはまります.治具には,補助線を入れ,

その線に合わせて,プラ板の短冊を貼り付けていきます.それが,第2層になります.そして,上で作っておいたプラ棒の軸にさすことで,こんなものができます.

はみ出した短冊を除去し,整形.

ここまでくれば,お分かりだと思いますが,連邦キャノン系の記号の一つであるダクト付きの耳を作っていました.上面にポリパテを盛り,整形.

サフを吹いて確認します.

良さそうです.77系の耳は,円錐台ではなくドーム状ですが,76系は円錐台状の耳をしていますから,上面は平らにしています.なお,量産型の77-02とロールアウト機はこの耳にアンテナが付きますから,ピンバイスで彫り込みます.ちなみに,先ほど最上部のディスクで,一部にスジを入れていたものがありましたが,それはこのアンテナの基部にするためでした.

アンテナが付いた耳も再現できました.最後に,頭部の内側も,2色目を塗っておきます.

76系の頭部も一気に進みました.もう一息ですね.