先週お約束した通り,ようやくガルスJの完成報告記事が書けます.ガルスシリーズ製作の第2段は,このガルスJです.

最初に書いておこうと思いますが,モデラーズギャラリーにも投稿しました.それは,
こちらです.
まずはいつものように4面像を元キットの比較とともに.まずは正面.

製作は,シュツルムガルスのキットをベースに,旧キットの外装をキットバッシュ(ニコイチ)しました.スタイルは,同じくガンダムユニコーンで書き起こされたガルスKの設定画に近づくよういじっています.基本アウトラインは,前回投稿したシュツルムガルスと同じで,大腿部を延長していますが,股関節位置を上げることで調節.肩基部を上方にずらしていますが,上腕を延長することで調整しています.旧キットからは,頭部,肩基部,肩外装,コクピットハッチ,腰サイドおよびリアアーマー,足甲とバックパックを流用しました.その際に,腰サイドアーマーの形状が全く異なるので,旧キットを一部使用しながら,バキュームフォームを併用し,設定画というよりもep.4のガルスKのサイドアーマー状に変更しています(少々,オーバースケールですが).
また,旧キットと比較するのは,正直フェアではないですが,やはり大元はこちらですから,旧キットを比較対象にしましょう.では左側面.

側面はそんなに変わっていないように見えますね.リアアーマーは短く切り詰めています.背面です.

実は,背面の全身像を撮り忘れていたようです.それでも肩の位置とクビレが違うのは一目で分かりますね.右側面を鳥瞰で.

全身像としてガワラアングルで.

ガワラアングル背面です.

実は,スラスターの塗り分けは大変でした.それでは,拡大像です.頭部中心で.

口から延びる動力パイプは,接続位置以外はフレキシブルに動きます.頭部は内側にも,動力パイプを自作しています.肩のミサイルポッドは,展開状態です.収納のためのシャッターは,よく見るとミサイルポッドの内側にあります.またポッドの内側には,センサーを取り付けています.これだけは,今回のオリジナル.残党軍が独自改良して,ミサイルの精度を上げようとしたのだと思います.
ここでは,頭部,肩装甲,肩基部の一部,コクピットハッチを旧キットから移植しています.胸部は,シュツルムガルスですが,少々幅増しして,前掛けの形状も設定画に合わせて改造しています.

腰のサイドアーマーは,旧キットベースですが,キットの形状は,イマイチなので,バラバラにしてさらに一部をバキュームフォームで作成しました.
もう一度前面から.

腹部の動力パイプも自作です.でも,こんな形状だったら,腰は回転することでできませんね.

角状のスラスターの内側は,塗り分けが大変でしたが,そのすべての中にシイタケによるフィンを追加しています.

ふくらはぎのスラスターも同様です.左側面を鳥瞰で.

脚部です.

ひざ装甲は,シュツルムのキットにあるひざの動力パイプを納めたかったので,大型化しています.また,番号の603は,私にとって非常に意味のあるもの.ガンダムUCでは,本機は,朽ち果てたグレイファントム級の船の中から飛び出していきました.他には,マラサイやザクキャノン,そしてガルスKが出ていたはずです.なお,番号は外注したインレタです.デザインは,オリジンのキットのナンバーを元にしています.
では,苦手なポージングで.

左手の4本指は,完全自作です.指の断面が設定画にあるようにオーバル状(長円型)になっているのがこだわりです.

ガルスJの専用武器であるエネルギーガンを構えて,正面から.エネルギーガンは,ほぼキットのままです.なお,添えた左手は,添え手となるように曲がったバージョンに付け替えています.取り換えは,指だけで,ネオジム磁石接続です.

次は,

マラサイビームライフルを構えて.実は,このビームライフルは,結構いじっています.こちらの方が分かりやすいかも.

さらに,

マラサイビームライフルを構えて,正面から.頭部は,中央のスリットができるだけ細くなるようにテーパーを付けて削り込み,後頭部側にくさび上のプラ板を挟んで形状を調整しています.内部は,シュツルムガルスの頭部フレームを使用しています.モノアイは,見えにくいですが,中央が赤,周囲がピンクと二重にした後に,クリアーパーツでカバーしています.その周囲はスリット状のモールドを彫り込みました.

ビームライフルを持った状態で,側面です.そして,

最後は,デザートゲルグルに続き,バイアランカスタムの迎撃に向かう感じで.
”敵機,上方!本機も迎撃に向かう!”
ということで,ガルスJの完成記事でした.長かったガルスくんの製作記も明日でいよいよ最終回です.