ようやく最終局面,ディテールアップです.蒔いてきた種を刈り取るに等しいこの作業.これまでに,手をつけずにいた穴等を埋めたり,余計なものを足したりする作業です.しかし,作業機関があまりに長かったためか,開口したどの穴をどうするつもりだったか,覚えていなかったりします.メモを取っておいてよかったですね.そんなことまでする人がどれだけいるのでしょうか.
今日は長いですよ.一気に行きます.
さて,頭にも穴を開けました.側頭部のモールドです.このモールド,何のためにあるのか分かりませんが,前方にしかないモノアイを補うセンサーと見立てることにしました.

それで,内側からキラキラストーン(装飾用のレンズ状)の赤(薄い色の方)を貼り付けました.
胸のアーマーにも,同様の円状のモールドがありました.キットでは,前方ものだけでしたが,後方にも開け,やはりセンサーっぽくしてみました.

ここは青のキラキラストーン,やはり内側から貼っています.内側から,この手のセンサーを貼る場合,キットのままだと,プラスチックの厚さが目だってしまうので,内側を薄く削っています.胸アーマーの側面は,この作業が非常にやりにくい.電動リューターが大活躍でした.でも,このセンサーをつけると,その上にあるデカールが意味を出してきますよね(と,思ってるのは私だけ?)
腰のフロントアーマーの1部にも,キラキラストーン.

薄い紫のものを使いました.アーマーの内側は,プラ板で裏打ち・ディテールアップしているのですが,この部分だけは,空けておいたのです.また,ここには,威張ってデカールを貼っています(笑).
腕にも,キラキラストーン.

やはり,なぞだったモールドに合わせています.こちらは,濃い紫を使いました.これだけだと,北斗の拳に出てくる拳士がつけている腕サポーターっぽいですね.
次は,バーニアです.まずは,スカートの中から.プラチナ色のパイプをバーニアの芯として,付けていきました.

これは,ネックレス等を作るためのもの.手芸屋で購入しました.サイズもいろいろあります.ふくらはぎのバーニアも同様に芯付け.

このリックドムIIは,スカート付きと呼ばれるだけあって,バーニアの類がたくさんあります.足の裏です.

こちらにも,プラチナ色のパイプを.こちらに使ったのは,上のバーニアで使ったストレート状のものではなく,側面が樽のように広がったバルジ状のものです.このバルジ状のパイプは,結構使い勝手がよく,薄型のバーニアやスラスターにはもってこいです.
肩のスラスターです.

バックパックです.

腰のスラスターです.

スカート,ずいぶんと派手になりましたね(笑).
次は,スティールボールと呼ばれる金属製の玉を埋め込んでいきます.パーツはすべて,HIQパーツさんものを使っています.まずは,無骨なスネから.

迫力があるので,1/144ですが,大きな1.5mmのスティールボールを使いました.
フロントアーマーには,1.2mmのものを.

センサーやデカールと会わせると,やっぱり派手ですね.
肩です.

腕です.

肩も腕も,1mmのものを使いました.
最後にコクピット・ハッチ.

こちらは0.7mmです.メモが無ければ,サイズが分からず,途方にくれていました.
まだ終わりません.腕のバルカンです.

どこにも,バルカンとは書かれていませんが(見つけていないだけ?),キットのモールドを,根元だけ残して削り取り,バルカンパイプを取り付けられる穴を空けています.また,バルカンパイプ自体も,軽くですが,スモークを吹いています.HIQパーツさんのパイプを使いました.
今度は,武器に移ります.ジャイアントバズのセンサーです.

当初は,VCドームの緑のものにしようと思ったのですが,サイズがあわず,このオーロラレンズと青と緑のセンサーシールを使いました.内側が青で,側が緑になっています.モノアイと同じく,多重レンズっぽくしてみました.
その裏のモニター部.ここも開口していました.モニターっぽくなるように,透明プラ板にスモークを吹き,装着しています.

あまりにもひどいデキなので,作り直しました.

これでも,ひどいですが,少しはマシになったでしょうか.
これで,すべての作業終了です.
では,パーツ類を部位毎に.
頭部です.

一つ目小僧(というより,一つ目入道だな)です.
胸部です.

プロペラントタンクの2本線は,苦労しただけに,お気に入りです.
腰部

結果として,ずいぶんと派手なスカートになりました.
腕部

二の腕は,2色にしてよかったと思うところです.
脚部

やっぱり,でかいです.
そして武器.

どう見ても,マラカスにしか見えませんね.
ようやくここまできました.次回はいよいよ最終回.